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【SBI証券】インデックス投資における投資信託の選び方

SBI証券のスクリーニングを使ってみる

例. 日本の株式に投資したい

HIRA (@Open_JP) と申します。今回の記事では、投資信託の選び方について、3つのポイントをふまえて具体的にお示ししたいと思います。今回はSBI証券を使ってみます。

それでは、「日本の株式に投資したい」という設定でさがしていきたいと思います。ネット証券のスクリーニング機能をつかって投資信託(ファンド)を絞り込んでみましょう。例として、SBI証券のページをお示ししつつ、ご案内していきます。



赤枠で囲った以下の条件で絞込み検索をしてみました。約2500本のうち、38本がヒットしました(2017年11月現在)。
「国内株式」
「投資地域:日本」
「買付手数料:無料」
「信託報酬0.54%以下」


このうち、例として、上から2番目のファンドをみてましょう。あわせて前の記事で示したスライドを再掲します。




① アセットクラスを確認

連動対象をチェック

今回は「日本の株式に投資したい」という目的がありました。このファンドは具体的に「」に連動するのでしょうか。連動対象を知ることで、自分の投資目的に合うか判断できます。SBI証券では、赤枠①で囲った運用方針に書いてあります。



"TOPIX(東証株価指数)の動きに連動する"

ここですね。

なお、投資信託には「目論見書」という文書があります(SBI証券のページでは右上にリンクがみえますね)。ファンドの詳細情報が、細かく記載されております。ただ検討段階ではネット検索で十分でしょう、ググります。すると、以下の説明がSBI証券のページにありました。

TOPIX(東証株価指数)の概要
日経平均株価と並び、日本を代表する株価指数として良く知られています(TOPIX とはTokyo Stock Price Indexの略)。東証一部に上場している全ての日本企業の時価総額の合計で、東証一部市場そのものの大きさを表します。時価総額とは、株価と上場株式数を乗じたものです。算出開始日は1969年7月1日です。

算出方法
構成銘柄の時価総額の合計を基準に算出される時価総額加重平均型の指数です。増資、新規上場、上場廃止などが発生した場合、株価が変わらなくても時価総額の合計が変化してしまうため、連続性を保つため時価総額の調整が行われています。1968年1月4日の全銘柄の時価総額を合計したもの(約8兆6,000億円)を100ポイントとした場合、現在の時価総額がどれくらいかを表しています。

引用:SBI証券ホームページ
このファンドを買い付けると、就職活動でも耳にするであろう大手企業、東証一部の全ての会社に投資ができます。「日本の株式に投資したい」という目的にマッチしているでしょうか。投資の可否を判断しましょう。


② 手数料(コスト)を確認

要チェックは信託報酬!

ファンドの手数料は、赤枠②に書かれています。3つの手数料をチェックしてみてください。先ほどのページを下にスクロールしたところです。


買うとき  : 買付手数料…なし
持っている間: 信託報酬…0.1944%以内
売るとき  : 信託財産留保額、解約手数料…なし
買うときも売るときも手数料がかからず、信託報酬も0.1944%以内と低コストであることが分かります。これだけの数のファンドがありますので、同じ指数に連動するファンドが複数あるのです。そういったときに信託報酬は、重要な選択基準となります。


③ 長期投資できるか

償還日と純資産をチェック!

それでは最後に、長期投資できるかを確認したいと思います。赤枠③をみてみましょう。






ご覧の通り、償還日無期限ですね。そして純資産122億円と潤沢で、この推移を見る限りでは増加傾向にあります。Goodではないでしょうか。


まとめ

以上のように、①アセットクラスを決めた上でファンドを探していき、スクリーニング検索でヒットしたファンドが自分の目的に合っているか、連動する指数を確認します。その後に、②手数料と、③長期投資ができるかを確認してジャッジします。

たくさんのファンドが選べる時代ですので、あれこれ悩んでしまうかもしれません。

信託報酬で比較してみたり、証券会社のランキングをみて人気商品をみてみたり、個人投資家のブログをみて他人の評価を確認してみたりと、いろいろ努めていただけたらと思います。上述の流れに即して、ひとつひとつチェックしていれば、明らかなハズレは引かないはずです。楽しんでいきましょう。

ご覧いただきありがとうございました。