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【ノウハウ】海外ETFの売買高ランキングを知りたいとき(TOP100)



ファンドの売買高を知りたい

流動性の指標となるか

HIRA (@Open_JP) と申します。

今回の記事では、海外ETFの売買高を見ることのできるサイトを紹介いたします。

長期投資、分散投資を志向するインデックス投資家にとって、ファンドの売買高に注目することは、資産総額と比して、マニアックなことかもしれません。彼らの投資活動において、売買高の影響を実感する機会も、ごく僅かでしょう。

国内の証券取引所に上場している国内ETFとは異なり、海外ETF、特に世界最大の証券取引所、資本主義の中心地であるニューヨークに上場している海外ETFであれば、売買高が、ひいては流動性が、大きな懸念材料にはなりえないからです。国内証券会社が取り扱う海外ETFは、なおのことでしょう。



厳密には、ETFの流動性は、投資対象である現物の流動性に依存してしまいますし、見かけ上、ETFの流動性は供給される仕組みとなっておりますので、売買高=流動性とシンプルに考えることは難しいと考えられます。

ただ、自分自身の保有する金融資産の規模と比較し、十分に換金できるだけの流れが日常的な取引(売買高)にあれば、多少安心できるのではないでしょうか。ゆえに海外ETFの売買高趣味の領域だと思うのです。

ETFを第一選択とする理由です。
ETFと投資信託の違い。実は、質的に全く違うものだった。


海外ETF の売買高ランキング

ETFdb.com がオススメです


海外ETFの売買高を一覧するとき、
私は ETFdb.com を使用しております。

資産総額と同様に、
売買高も非常に見やすいのです。

ETFdb.com の中に、海外ETFの売買高ランキングTOP100のページがあります。

Most Popular ETFs: Top 100 ETFs By Trading Volume
http://etfdb.com/compare/volume/



Symbol → ティッカーシンボル
Name → 名称
Avg Volume → 売買高
AUM → 資産総額(管理下資産)

となっております。

本ページの説明(原文)
The following table lists the top 100 most heavily traded exchange-traded products, highlighting the funds that will generally be the most liquid. Generally, ETFs with the highest average volume are used widely as trading vehicles among active traders. The figures below reflect the average daily trading volume for each ETF over the previous three month period; this metric is less susceptible to daily fluctuations than is the normal daily volume metric. The following table also includes the assets under management for each of these ETF, in thousands of U.S. dollars. These figures are updated daily; numbers will not reflect intraday activity.

日本語意訳
本リストは、ETFの売買高TOP100のランキングであり、一般的に高い流動性をもつファンドがラインインします。一般的に、平均取引量の多いETFは、アクティブトレーダーの間におけるトレーディング手段として広く使用されています。 リストの数値は、過去3ヶ月間の1日平均売買高を反映しています。 したがって、日々の変動に左右されにくくなっております。それぞれの資産総額は千米ドル単位で記載されています。 これらの数値は毎日更新されます。 なお、数値は場中の変動を反映しません。

意外なことに、バンガード社のETFは順位が低いことが分かります。資産総額では上位を占めていた主要ETFも、おとなしい順位となっております。短期筋には人気がないのでしょうか。

バンガード社の中では、VWOが27位、VEAが34位、国内証券会社では取り扱いのないVNQ(米国REIT)が52位となっております。ちなみにVOOは95位、VTIは圏外です。

(2018年6月時点)


海外ETFは流動性に優れる

逆に国内ETFは心配だ


ご覧の通り、海外ETFの売買高は圧倒的です。

逆に国内ETFは心配です。オススメできる資産総額と出来高を兼ね備えているのはTOPIX連動型上場投資信託(1306)日経225連動型上場投資信託(1321)くらいかもしれません。他は止めておいたほうがよさそうです。

なぜなら、長期投資を行う上で、投資対象以外の無駄なリスク(償還・流動性・ミスプライス)が大きいと考えられるからです。国内ではETFが流行らず、レバレッジドETFだけがマトモに取引されている印象です。正直に申し上げると、危険なカテゴリーになっております。

これらの懸念点は、海外ETFなら、おおよそ払拭できます。ドル資産円資産をしっかり分けて考えられる点も私は好きです。上手く活用して長期投資を実践していきたいところです。

ご覧いただき、ありがとうございました。

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