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【投資記録】2018年9月期 ETFの分配金をいただきました(VTI, VEA, VWO, AGG)



海外ETFの分配金

インカムゲインの記録

HIRA (@Open_JP) と申します。

海外ETFの分配金について、記事に纏めるのは今回で3回目です。

個別株ふくめ株式全般に言えることですが、配当金や分配金は、価格変動に比して安定的に成長することが知られております。株式を投資対象とする海外ETFも同様であります。2018年は年始より調整を繰り返すレンジ相場と化している世界の株式市場ですが、今年においても同様です。

分配金に対する私の考え

株式に対する長期投資を行ないたいとき、そのビークル(乗り物)は、投資信託であったり、海外ETFであったり、あるいは他の金融商品であったりと、手段を選択できる時代となりました。

もちろん一長一短です。海外ETFについて述べるならば、構成銘柄の配当金をその期に必ず分配することが特徴です。私はこれをメリットとして捉えています。なぜなら、私の投資目的は60歳時点すなわち老後のための資産形成だけではなく、現在の生活の質の向上を視野に入れているからです。つまり、近い将来インカムゲインを欲しているのです。

たしかに配当金を出すことは税効率の上でデメリットになり得るのですが、例えば定年退職までインデックス型の投資信託で資産形成を行なった後、お金の使い方をどうお考えでしょうか?

私は資産の切り崩しを検討しておりません。老後現在からの連なりとして考え、あくまでインカムゲインによる生活の質の向上を図りたい。そして投資元本は次世代へそのまま相続したい。よってインデックス型の投資信託は私の第一選択になり得ないのです。また日本の証券税制に暗雲が立ち込めてきていることも考えなければなりません。資産形成を終えた後のお金の使い方。これを考慮して資産運用で使うビークルを選択すべきだと私は考えます。

ETFを第一選択とする最大の理由:
ETFと投資信託の違い。実は、質的に全く違うものだった。


2018年9月期の分配金

VTI, VEA, VWO, AGG

さて、2018年7月から9月までの3ヶ月間で得られた分配金をお示しします。各ETFの保有数に変動が見られますが、これらは期中に行なった取引に拠るものです。以前の記事に纏めておりますので、ここでは割愛します。

詳細:
2018年7月 海外ETFのポートフォリオ公開(考察と取引)

ご存知の通り、ニューヨーク証券取引所に上場している海外ETFは、発生した分配金に対して、まず米国本土で 10% が源泉徴収され、その後に日本国内で 20.315% が源泉徴収されてしまいます。投資は社会貢献。実質的に手元に回ってくる金額は 約72% です。ただし米国本土分は外国税額控除で全部もしくは一部が戻ってくるものではあります。

この3か月間の受取金額は 311.41ドルでした。

これは月の手取りに約1万円が上乗せされたことを意味します。現在、海外ETFへの資本投下を段階的に進めておりますが、ようやく実生活にも好影響を与えうる水準となってきました。



分配金の推移

VTI, VEA, VWO, AGG

さらに分配金の内訳を可視化してみました。

9月期はVWOによる分配金が約半分を占めました。VWOを構成する銘柄は9月期に配当金を多く出す企業が多いようです。VEAにおける6月期のような増加を示しております。つまり保有数の増加よりも1株あたりの分配金の変動による影響が大きかったということです。

一方で米国株、VTIは今年5月から保有数を全く変化させていないにもかかわらず、今期も配当金が緩やかに成長しており、これは興味深いなぁと思った次第です。確かに米国株が優良資産であることは間違いないでしょう。ただし分配金の利回りを見ても価格は割高といえそうです。

投資方針をまとめております。
私の投資

まだショボイですが、将来に期待です。
ご覧いただきありがとうございました。