特定口座における保有銘柄
海外ETFのポートフォリオ
HIRA (@Open_JP) と申します。今月最大の話題は、間違いなく米中間選挙でした。大統領就任以来、市場を良くも悪くも大きく揺さぶってきたトランプ大統領のスタンスが、中間選挙の結果次第で変化するのではないか、この不確実性に対し、多くの投資家は慎重な姿勢を保って見守っていたことでしょう。
米中間選挙は民主が下院奪還、ねじれ議会に:識者はこうみる
株式急落リスクはやや遠のく/米政策運営の停滞、金利上昇などに警戒/市場にとって最悪の結果は回避/ほぼ予想通り/金融規制強化の可能性巡り市場は神経質に/財政収支悪化、米金利に上昇圧力/トランプ大統領にとり状況は一変/税・貿易政策変わらず、インフラ支出の余地/民主党の出方次第でねじれ議会は株安要因に/対中政策と利上げペースが引き続き焦点
(ロイター通信 2018/11/7)
しかし終わってみれば想定内の結果に落ち着いたことにより、市場には殆ど影響を与えることなく本イベントを通過した格好となりました。その後、再び米金利上昇とドル高、そして米国ハイテクセクター超楽観の剝落が市場心理を悪化させるという、元に戻ってきた感じです。
今回の記事では、2018年11月に行った今月の取引と考察に加え、私の特定口座における海外ETFのポートフォリオの現状を公開いたします。私の投資方針については、以下リンク先に纏めておりますが、マンスリーの投資記録として本記事を残します。
投資方針をまとめております。
私の投資
2018年11月 取引と現状
買付 VEA VWO
2018年11月に実施した取引は、以下の通りとなっております。
買付:VEA 56株 $39.66
売却:VWO 140株 $37.15
買付:VWO 159株 $37.82
結果、海外ETFの保有比率は
下図にように変化しました。
VTIの割合が少なくなりました。
取引の理由 VWO VEA
損出しと割安株式への投資
今月の取引の目的は損出しにありました。誰もが考慮する年末の恒例行事でしょう。
海外ETFを通じた投資ですので、運用額に対し年2%ほどの配当が出ます。もちろん所得です。当然ながら日本国に税金を納めなければいけないのですが、株式取引等で別途損失がある場合、損益通算することができます。特に特定口座の場合には、同一口座ならば証券会社が計算して納税までしてくれる。個人投資家にとって優しい時代になりました。
したがって、最近の値下がりによって含み損を抱えたVWOの損失を確定させ、配当金と相殺し、2019年の第1営業日に還付金を得ること、これが今月の目的です。また家計における黒字額が貯まってきておりましたので、少量の買付を混ぜ込んで取引を行ないました。
VEAおよびVWOを投資先とした理由は、先日来より述べている通りです。先月の記事のリンクを引用して割愛させていただきます。一言で述べると割安と判断しているからです。
取引を終えて学んだ教訓
しかしケアレスミスをしてしまいました。後に届いた郵便物で、この事態に気づいたのです。
完全に忘れておりました。ここで得た教訓です。
損益通算を行なう前に、
源泉徴収・還付税額の電子交付
これを見て年間損益を再確認すること
てっきり本年はバイアンドホールドを貫いた(と勘違いしていた)ため、大きな売却、まだ一度も損失確定をしていないと錯覚しておりました。ゆえに電子交付を確認せず、配当金額だけ計算したのですが…実は損失確定していました。セクターETFを売却した春の銘柄入替です。
この教訓を忘れないため、大変恥ずかしいケアレスミスですが、しっかりと記録に残しておきたいと思います。いや、そもそも含み損を抱えずに済むような、明るい相場環境であれば…これ以上のハッピーはないのですけども。
ご覧いただきありがとうございました。