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【併用】の可能性… 一般NISA と つみたてNISA を両方使うという選択肢。



一般NISA と つみたてNISA は共存できる

重箱の隅かもしれません

HIRA (@Open_JP) と申します。

今回の記事では、一般NISAつみたてNISA「併用」について、述べてみたいと思います。こんな考え方も、頭の隅にあっていいんじゃないかなと思った100%持論の内容です。決して万人向けではない、投資マニア向けの選択肢だと思います。

免責事項、何らかのトラブルや損失・損害等が発生したとしても、本ブログは一切の責任を負いかねます。全て読者様に帰属すること、ご容赦願います。なお、一般NISA、つみたてNISAの概要については、金融庁のホームページをご覧ください。

ご参考: 金融庁 NISA特設ウェブサイト



一般NISA と つみたてNISA は "毎年選択" できる

口座毎に決めるものではない

NISA口座を開設する金融機関は1年単位で変更可能です。また、NISA口座内で、つみたてNISAと一般NISAを1年単位で変更することも可能です。ただし、つみたてNISAですでに投資信託を購入している場合、その年は他の金融機関又は一般NISAに変更することはできません。
出典:金融庁 NISA特設ウェブサイト つみたてNISAの概要
本記事で提起するテーマは、つみたてNISAの概要ページの注釈にある文章を、もうちょっと考えてもいいんじゃないかな、ということです。

(あくまで長期投資を目的とする場合の話です)

もしもNISA制度の恒久化されたら

大前提として、本記事で述べる「併用」という案には、まだ実現してしない「仮定」があります。それは一般NISAの恒久化です。2018年3月現在、NISAとして存在している一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAの全て時限措置であり、恒久的な制度でないことは、皆様ご承知の通りです。

現行制度では、一般NISA2023年に最後の枠の設定を向かえ、終了する見込みであり、このままでは2024年から新しい枠が設定されません。

新規投資もロールオーバーもできなくなります。もう5~6年後に迫っている話ですので、これから新規で設定される一般NISAの枠は、長期投資向けではないんじゃないかな、既に一般NISAで投資をされてきた方のロールオーバー用の枠じゃないかな、と私は考えております。

(国の財政が最も切迫する、まさに最悪の時期<2025年問題>でもありますので、税制優遇制度が継続する可能性は、実は相当低いのではないだろうかと医療業界に従事する私は思うわけです。よって、現行のままならば、私はつみたてNISA一択という判断をしております)

そこで、もしも一般NISAが恒久化されたらという話、併用という夢を示したいと思います。

テトリスの様に組み上げる



上から、つみたてNISA、「併用」、一般NISAのイメージです。例として30歳からはじめた場合を示しております。私は両制度を検討する上で、自分自身の寿命60歳がやってくるまでの時間を考慮したいと考えました。赤字で示した部分です。

その結果、併用という選択もいいかも?という考えに辿り着いたのです。

もっとも、一般NISAを本年から選択するという決断は、長期投資を目的とする場合、一般NISAの恒久化に向けた制度改正にベットすることに等しいので、あくまでご参考まで。

つみたてNISAは投下に時間がかかる

ご覧の通り、つみたてNISAのみでは、40万円×20年を投じ終えるまでに時間がかかります。30歳からはじめて50歳でようやく投下を終えるのです。すると、もう定年退職、60歳がすぐ後ろまで迫っている状況となります。

これを少しスピードアップしたい。もっと積極的に投資をしたい。あるいは元本に余裕がある方に。

つみたてNISAから一般NISAへのスイッチ、その結果もたらされる1口座における一般NISAつみたてNISA「併用」をオススメしたいと思います。当然の結果ですが、非課税枠で運用できる総額増加する可能性があります。

一般NISAの方が買付できる金融商品の幅が広いので、つみたてNISAで買付してきた商品も継続できることでしょう。もちろん、個別株や海外株式、海外ETFの買付も可能となります。つみたてNISAから投資の世界に新規参入してきた方にとっては、ちょうど投資が慣れてきた頃に、新たな一歩としての選択肢が得られることになります。

さいごに

まもなく一般NISAは終了という現行制度。株価が割高であるという2018年現在の市場環境。これらを鑑みるとき。

今はつみたてNISAを選択しておき、NISA制度の行く末を見守ったのちに、状況に応じて一般NISAへスイッチする選択肢(オプション)を保有しておく。机上の空論ではございますが、こういった考えをめぐらせる楽しみも、いいじゃないですか。

雑駁な文章ではございますが、このあたりで。

ご覧いただきありがとうございました。

以前につみたてNISAについて述べた記事です。
【非課税制度】なぜ「つみたてNISA」が、ここまで称賛されるのか。