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【投資記録】2019年2月 海外ETFのポートフォリオ公開(考察と取引)



特定口座における保有銘柄

海外ETFのポートフォリオ

HIRA (@Open_JP) と申します。


この記事では、2019年2月に行った取引考察に加え、私の特定口座における海外ETFポートフォリオを公開します。他の口座まで含めたわが家の連結ポートフォリオについては下記リンク先に纏めておりますが、取引を行なった月に関しては、投資記録として別途記事を残します。

投資方針をまとめております。
私の投資


2019年2月 取引と現状

買付 VWO, VEA

2019年2月に実施した取引は、
以下の通りとなっております。

買付:VWO 42株 $41.2850
買付:VEA 30株 $40.6700

結果、海外ETFの保有比率
下図にように変化しました。
VWOへの偏重を継続中です。



取引の理由 VWO VEA

割安地域へのどんどんいこう

2019年2月も一昨年より実行している「割安地域へのオーバーウエイト」を継続しております。下記の表は、毎月私が作成している簡単なもので、ソースは米国バンガード社の公式サイトと、私のブログでもご紹介している Asset Allocation Interactive になります。詳細は以下のリンク先にある記事をご覧いただければと思います。

Asset Allocation Interactive
過去の CAPE(シラーPER)の分布を調べたいとき(世界の株式市場)


従来からの戦略通り、低CAPEおよび低PBRは、株式の今後10~15年の実質リターンに対する予測因子であることが分かっている以上、米国市場、VTIは買付の選択肢に入りません。本戦略では眼中にないのです。これらから考えられる投資対象はVWOもしくはVEAになります。

さらに、1985年のファンド組成以来、平均40%の年間リターンを上げているゴッサム・キャピタルの創業者であるジョエル・グリーンブラット氏が、投資初心者向けに分かりやすく投資手法を纏めた書籍で述べた『魔法の公式』を思い出すと…高ROA(バフェット流なら高ROE)×低PERを選択するものでしたが…この場合はシンプルにVWOが解答ということになります。

ただし、VWOとVEAを4:3の割合で買付した今月ですが、VEAを買付した理由はVWOに偏りが強くなってきたという消去法的選択の側面があります。これは私のポートフォリオ管理上の問題であり、何を買うべきかという問題ではありません。したがって、私のポートフォリオにVWOをさらにオーバーウェイトできる余地があれば、今月もVWOのみを買付していたと思います。

もし世界市況がこのままなら
3月はVWOのみを予定します。

所感:国別ETFについて

相変わらずのVTI・VEA・VWO巨大ETFで世界の株式市場を三分割する株式ポートフォリオですが、世界中のヘッジファンドも使用する投資の"乗り物"を用いる安心感は大事だと私は思っております。最近は国別ETFも興味深いですが、流石に投資環境としてバンガードの旗艦ファンド群には及ばないわけで、慎重派の自分にとり、長期保有の"乗り物"にはなり得ないのです。

ただ国別ETFは、今後、数年スパンでの取引に用いてもいいかなと思っています。主軸となる海外ETFのポートフォリオの資産額が、100万円単位のスイングトレードを許容できるサイズまで成長してきたためです。投資手法はVTI・VEA・VWOに対して現在行なっているものと同様になるでしょう。国別の各指標も毎月一回は目を通す機会がありますから、もし好機が発掘できたら指を咥えて止まることはしないはずです。国別ETFといえど、それは日本株におけるTOPIXに該当する訳ですので、マイルールとしている分散投資の原則は守られると考えます。



その他

確定拠出年金について

これは余談になりますが、

企業型DCで運用している外国株式(MSCIコクサイ)の投資信託を売却中です。確定拠出年金では運用中の売却益が非課税であることは皆様ご承知の通りです。したがって、家計全体の連結ポートフォリオを考えるとき、積極的に売買できるフィンスタビライザー(船舶における横揺れ防止装置、安定翼)の働きを持たせることができます。手数料や税金が嵩む他の証券口座と異なり、放置するにはもったいない口座です。リスク資産と無リスク資産の比率を微調整できます。

そもそも2018年11月頃より定期預金で管理していた確定拠出年金でしたが、2018年末の世界同時株安を受け、MSCIコクサイに再投下しておりました。年末からのリバウンドをここまで完全に獲れましたので、この利益を確定すると同時に、定期預金に全額戻し、リスク資産の減少、ひいては今後の調整局面に備えることとなります。モメンタム市場心理を眺める作業です。



MSCIコクサイですので米国株(VTI相当)と
先進国(VEA相当)が半々と考えられます。
売却額は今月のETF買付の約3倍です。

したがって、家計全体で考えるとき、
2月の各アセットにおけるフローは、
以下のようになると考えております。

米 国:↓↓
先進国:↓
新興国:↑

ご覧いただきありがとうございました。